旅行情報誌「じゃらん」は、東北から九州に居住する約6200人を対象に、居住エリアの中で2023年に宿泊旅行で訪れたことがある観光地のうち、 「もう一度行きたい観光地」を調査したもの。
それによると、東北地方では宮城県の「鳴子」が前年の7位からトップとなった。前年1位の宮城県「秋保」は2位。3位は前年9位の山形県「鶴岡・湯野浜・あつみ」が入った。このほか、秋田県「田沢湖・角館」(6位)、宮城県「作並」(11位)や岩手県「安比高原」(14位)などが順位を大きく上げた。
関東地方のトップ3は、千葉県「舞浜・浦安」、群馬県「草津」、静岡県「熱海(駅前周辺・温泉街を含む)。2023年と比べて、街歩きが楽しめる「熱海」のほか、神奈川県「湘南・鎌倉」(8位)、公共交通機関で アクセスしやすい静岡県「下田・白浜」(9位)が急上昇した。
東海地方の1位は、岐阜県「奥飛騨温泉郷」で前年の10位から急上昇。以下、下呂温泉」、「飛騨高山」と岐阜県がトップ3を占めた。また、都市部から比較的近い静岡県「浜松・浜名湖・舘山寺温泉」(6位)、愛知県「蒲郡温泉郷」(8位)も大幅に順位を上げた。
関西・北陸地方のトップは、前年10位から順位を上げた兵庫県「城崎温泉」。2位は和歌山県「白浜温泉」、3位は石川県「金沢・湯涌」。前年1位だった大阪府「ユニバーサルシティ」は4位にダウン。そのほか 「京都市」など、全体的に開業の動きが活発だった観光地に人気が集まるランキングとなった。
中国・四国地方のトップは山口県「角島周辺」。2位は同率で香川県「小豆島」と鳥取県「三朝」。岡山県「蒜山高原」(5位)などが、猛暑の影響により避暑地として支持を集めたほか、全体的に海や高原、川などの自然が身近に感じられる観光地 が多くランクインした。
九州・山口のトップ3は、大分県「別府」、長崎県「ハウステンボス」、熊本県「黒川温泉」。アクセスの良いリゾートエリアである福岡県「海の中道・志賀島・能 古島」(7位)、大分県「久住高原」(8位)、鹿児島県「霧島温泉」(9位)が2023年の10位圏外からランクインした。