有給休暇取得の11カ国比較、日本が最下位、一方で「休み不足を感じていない」はトップに

エクスペディアは、毎年恒例の「有給休暇の国際比較調査」を実施した。アメリカ、イギリス、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、香港、シンガポールの11カ国・地域の1万1580名を対象に、2024年3月26日から4月3日にオンラインで実施されたもの。

調査結果によると、2023年の日本の有給休暇日数は平均19日間、そのうち取得されたのは平均12日間で取得率63%。世界11カ国・地域のなかで最下位となった。

最も取得率が高かったのは香港で108%。支給日数を取得日数が上回った。そのほか、フランスが94%、ドイツと英国が93%。

報道資料より取得しない理由について、最も多かった回答が「人手不足など仕事の都合上難しいため(32%)」、その次に多かった回答が「緊急時に取っておくため(31%)」。

 一方、取得率は世界最低だったものの、日本で働く人の半数近く(47%)が休み不足を「感じていない」と回答。これは世界で最も多い割合となった。

また、有給休暇取得の頻度について、日本で働く人の3割は「毎月有給休暇を取得している」と回答、世界で最も多い割合となった。

報道資料より日本で働く人の56%が直近の休暇で「リフレッシュできた」と回答。11カ国・地域の中で最も高い割合となった。また、休暇を取得することの影響について、日本で働く人の9割近く(86%)が「メンタルヘルスや幸福のために重要である」と回答した。

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