JR東日本、盛岡市のAI地域アプリでプッシュ通知、リアルタイムのおすすめ情報で回遊率向上

JR東日本は、岩手県盛岡市で展開しているAIを活用してレコメンドするアプリ「もりおかめくり」について、「おすすめ体験」や「店舗・施設からのお知らせ」を観光客の状況に合わせてリアルタイムにプッシュ通知する実証実験を始める。

この取り組みは、JR東日本主催の「WaaS共創コンソーシアム」による取り組みの一環として、NTTコムウェア、NTTコミュニケーションズ、ビーマップとの協業で行うもの。2024年2月には第一弾の実証実験が行われた。

第一弾の実証実験では、AIを活用した旅体験の提案が「盛岡への来訪機会創出」に効果があることが確認されたことから、今回の実証では、「回遊率の向上」や「地域ファン創出」に取り組む。

具体的には、利用者の属性、閲覧履歴、興味関心、同伴者の情報に加えて、場所、時間、天候などの条件から、「おすすめの体験」「店舗・施設からのお知らせ」などの地域の観光情報を利用者へプッシュ通知。プッシュ通知の開封率、閲覧履歴、アンケートなどの集計・分析を行う。