国内大手旅行43社の総取扱額、2024年6月は2019年比で27%減、海外旅行は依然として37%減

観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年6月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は、2023年同月比2.7%増、2019年同月比26.6%減の2916億6253万円となった。

国内旅行は、2023年同月比で9.0%減、2019年同月比では19.4%減の1765億9074万円。海外旅行は前年同月比33.6%増の999億5308万円と回復傾向にあるものの、2019年同月比では依然として37.3%減。外国人旅行は同0.5%減の151億1871万円。2019年同月比では20.1%減となった。

旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、2023年同月比で、取扱額が同8.5%減の553億4546万円、取扱人数が同21.5%減の126万3808人。国内旅行は取扱額が同18.2%減の449億4063万円、取扱人数が同22.6%減の122万9971人。海外旅行は、同89.2%増の102億2636万円、取扱人数が同73.2%増の2万6301人となったが、2019年比では取扱額が68.0%減、取扱人数が78.6%減と大幅な減少が続いている。

また、主要各社・グループの4月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB6社が同24.5%減の1029億9209万円、KNT-CTホールディングス4社が同30.8%減の291億1688万円、阪急交通社2社が同12.5%減の286億1690万円、日本旅行2社が同23.9%減の270億3362万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同30.7%減の249億9387億円の順だった。

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