じゃらんリサーチセンターは、47都道府県別それぞれの在住者と、地方出身で現在首都圏に住んでいる上京者を対象に、ご当地(18歳までに最も長く住んでいた都道府県)への愛着度とその理由、旅行への影響などについての調査を実施致した。
在住者がその地域に対して持つ愛着が、地域にどのような好影響を与えるかを探り、また地域愛着度が高まる重要要素を明らかにすることで、地域の持続可能な観光発展に寄与するための方向性を明らかするのが狙い。
調査結果によると、ご当地県にずっと住んでいるまたはUターンした在住者(ご当地在住者)の都道府県が「よく知られていると思う」トップ5は、北海道、京都府、沖縄県、福岡県、大阪府。上京者が「ご当地県がよく知られていると思う」都道府県のトップ5は、京都府、北海道、沖縄県、大阪府、福岡県となった。
一方、「ご当地がよく知られていると思う」都道府県の最下位は、ご当地在住者の間では山口県、上京者の間では佐賀県となった。佐賀県は、ご当地在住者・上京者ともに、下位5位に入った。
ご当地への愛着度を見ると、「とても愛着を感じている」について、ご当地在住者では沖縄県がトップ。以下、福岡県、北海道、神奈川県、静岡県が続く。上京者では北海道がトップで、沖縄県、大分県、福岡県、広島県の順となった。
「とても愛着を感じている」都道府県の最下位は、ご当地在住者では徳島県、上京者では栃木県。栃木県は、ご当地在住者でも下から2番目の順位となった。
旅行推奨ランキング、「ぜひ来てほしいと思う」の最下位は埼玉
また、調査では旅行推奨ランキングも明らかにしている。
ご当地在住者が「ぜひ来てほしいと思う」都道府県のトップは鹿児島県。以下、福岡県、沖縄県、北海道、石川県の順。上京者が「ぜひ薦めたい」都道府県のトップは北海道で、沖縄県、福岡県、広島県(同率)、大分県(同率)、鹿児島県(同率)がトップ5に入った。
一方、ご当地在住者が「ぜひ来てほしいと思う」都道府県の最下位は埼玉県。東京都、千葉県が続いた。上京者が「ぜひ薦めたい」都道府県の最下位は徳島県。愛知県は、いずれでも下位5位に入った。
このほか、幸福度ランキングでは、「自分は幸せだと思う」都道府県のトップは、ご当地在住者では沖縄県、上京者では大分県。「自分は幸せだと思う」都道府県の最下位は、ご当地在住者では千葉県、上京者では福島県となった。