宿泊施設向けに音声AIサービスを提供しているTradFit(トラッドフィット)社は、宿泊施設の基幹管理システム(PMS)や利用サービスと連携し、各宿泊者に対して自動的にパーソナライズ化して応答する基本特許技術「スマートシステム連携」を発表した。
同社は施設内で宿泊ゲストがAIスピーカーや自身のスマホに話しかけるだけで旅行情報を提供する技術「スマート旅行」を提供しており、今回特許を取得した「スマートシステム連携」と組み合わせることで、PMSに登録された情報や、宿泊者が連携を許可した飲食、旅行、移動、交通、SNSなどの情報に基づき、より細やかに応答できるようにした。顧客ニーズに合った応答により、同サービスを導入する宿泊施設に対して、売上、利益の拡大を提案する。
同特許は、スマートスピーカー、スマホ、タブレット、PC、TVなどさまざまなデバイスで取得した。
ホテル・旅館・民泊・グランピングといった宿泊施設には、年齢、性別、国籍、嗜好が異なるさまざまな人が宿泊している。PMSなどと連携することで、顧客に合ったパーソナライズ化した最適なサービスを提供したいとの課題に対応する。