岐阜県・下呂温泉、観光と避難所の情報を多言語マップで配信、訪日客の利便性を検証

岐阜県・下呂温泉で2024年11月18日~2025年1月31日の期間中、観光・防災に関する実証実験がおこなわれる。下呂温泉観光協会、ゼンリン、Will Smart社が主体となって実施するもの。下呂市観光交流センター「湯めぐり館」で、デジタルサイネージを活用し、日本語と英語による観光や避難所情報を発信。避難所情報を多言語で配信することで、災害発生時などいざというときの訪日外国人への迅速で詳細な情報発信を目指す。

「湯めぐり館」に75インチのデジタルサイネージ1台を設置。画面に表示されているQRコードをスマートフォンで読み取ると、周辺の避難所や防災マップを閲覧できる。下呂温泉は飛騨川とその支流に沿うように集落が点在するため、近年は河川の増水や土砂災害がたびたび発生している。そのため、土砂災害警戒(特別警戒)区域と災害発生時に利用可能な避難所情報を配信することで、災害発生時における外国人観光客への情報配信を強化する。また、下呂温泉内の足湯スポットや観光施設の情報も閲覧可能で、温泉内の周遊性向上も図る。

今後は実証実験を通じ、デジタルサイネージの設置場所や表示内容を最適化。特に、災害発生時の交通状況をリアルタイムで表示するコンテンツといった情報拡充を検討する。

発表資料より

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