大丸有環境共生型まちづくり推進協会(東京)が事務局を担う「Green Tokyo研究会」は、快適なまち歩きを提案するウェブサービス「TOKYO OASIS」の社会実験第5弾を大手町・丸の内・有楽町地区で開始した。同研究会では、「緑」「GIS」「都市気象」「グリーンインフラ」に関連する民間企業や行政間などの連携によって、都市環境の総合的な評価システムのプラットフォーム構築を目指しているところ。
「TOKYO OASIS」は、「大丸有環境アトラス(大丸有地区の環境情報などをデータベース化し、新たな価値の発信につなげる情報プラットフォーム)」をリアルタイムに可視化・シミュレーションし、快適に過ごせる空間(ルート・場所)の情報を発信するウェブサービス。
社会実験第5弾では、利用者がまちで見つけた快適スポットを投稿できるシステム、他の利用者がおすすめするスポットを多く通るルートの検索機能、樹木個性情報(生態、特徴、香りなど)を追加した。
社会実験は2020年夏に始動。これまで、「快適な日なた・日陰ルート検索」機能に加え、「座れる場所」や「樹木」などの情報、「地上・地下一体となったまち歩きルートの検索」機能を追加してきたほか、昨年度の第4弾では「季節の移ろいを感じたい」「子どもと楽しみたい」など複数のシーンを設定し、シーン別の過ごし方を提案した。