JTB、中高生向けに探究・キャリア学習用のメタバース空間を構築、企業とつなぎ、職業選択の視野広げる

JTBは、中学校・高校の探究学習、キャリア学習用に、日本・世界をリードする企業の事業活動をメタバース空間で学ぶ社会体験学習プラットフォーム「Potential Meets You Academy(PMY Academy)」を構築した。中学校・高校と企業をメタバースでつなぐことで、生徒の進学や職業選択の視野を広げ、未来社会を切り開く若者育成につなげる。

NOBORDERZ(ノーボーダーズ)社が開発する AI×Web3.0、メタバースAI×Web3.0 メタバース「XANA(ザナ)」の基盤上に、社会体験学習プラットフォーム「Potential Meets You Academy」(PMY Academy)」を構築した。PMY Academy は“学校”として、2025年4月の本格開校に向け、メタバース空間に多様な探究テーマの教室を順次公開し、全国の中学校・高校での試験導入を進める。2028年までに参画企業60社、全国1000校の導入、生徒45万人の利用を目指し、若者の主体性、実行力、職業観の育成への貢献を目指す。

背景には、教育現場でICTを活用し、文理を横断した探究的学びの必要性が増している一方、キャリア教育では時間や場所、会社の選定、生徒の希望とのマッチングに多くの手間と制約がかかっている課題がある。JTBは時間や場所を選ばないメタバース上での学びの場を構築することで、観光事業者の立場から教育のトランスフォーメーションを進める。

具体的には、生徒がメタバース空間をアバターでめぐり、興味関心に合わせた学びを深める仕組み。総合的探究の時間、ホームルーム、各教科の補助教材などでの活用を想定する。

すでに2024年12月以降、三菱UFJアセットマネジメント「ウェルビーイングと豊かな未来のための資産設計」、第一三共ヘルスケア「セルフケアを意識して、いつでも自分の力を発揮しよう」、ニチレイフーズ「わたしたちの未来の食事・安定した食糧の供給を冷凍技術が担う」、インフロニア・ホールディングス「インフラが担う、わたしたちの環境と暮らしの未来」、明治ホールディングス「カカオから世界で起こっている社会問題を学ぼう」の開校を予定している。

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