西表島ホテル、島のパイン農家と協業、レストランでの生ごみを堆肥化、資源循環プロジェクトを実施

星野リゾートが運営する西表島ホテルは、島のパイン農家と協業し、ホテル内のレストランで出た生ごみを堆肥化する取り組み「還パインプロジェクト」に力を入れている。2024年11月以降、完成した堆肥を畑に散布することで、パイン農家に還元。ピーチパインの苗の植え付けも実施し、2026年には収穫したパインを宿泊客に振舞う予定だ。今後も継続的に堆肥化に取り組み、収穫、食体験なども含めて西表島で資源循環を確立するプロジェクトを実施する。

背景には、西表島のピーチパイン生産で、肥料の価格高騰や化学肥料使用による土壌環境の劣化が課題になっていることがある。島ではパイン農家を中心に循環型農業を推進しており、西表島ホテルも2022年から参画。将来的には、循環型農業のサイクルによって栽培されたピーチパインを、ホテルの風物詩として毎年開催している「春のピーチパイン祭り」で宿泊客に提供したい考えだ。同ホテルは「生ごみの再資源化だけでなく、観光資源としてのピーチパインの価値向上にも貢献したい」としている。

発表資料より

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