ジェイティービー(JTB)が2013年4月4日に発表した2013年のゴールデンウィーク(4月25日~5月5日、11日間)期間中の旅行動向で、国内旅行は過去最高となる前年比1.0%増の2223万人と推計した。海外旅行は5.0%減となるが、国内旅行が牽引し、ゴールデンウィーク期間中の総旅行人数は0.8%増の2279万6000人と、過去最高の数値を見込む。
今年のゴールデンウィークは4月27日~29日の3連休と、5月3日~6日の4連休に分かれるため、前半と後半に分散する傾向だという。国内旅行は3日、4日の宿泊が中心で、方面別では首都圏・関東方面のほか、大河ドラマの舞台となっている会津、NHK朝の連続ドラマの舞台である三陸などなどの東北への旅行の増加も見込む。また、伊勢神宮と出雲大社の遷宮効果で伊勢志摩や山陰への注目も高まっているという。
旅行の平均費用は2.9%増の3万5900円。国内旅行と海外旅行を合わせた総消費額は3.5%増の9245億円に増えると予想する。
なお、ジェイティービーは、3月に実施した旅行動向アンケート(回答数1200人)とJTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向から推計をしている。
2013年ゴールデンウィークの海外旅行、JTB見通し(1)-2012年に次ぐ好調