日本旅行、2013年上半期は増収減益 -取扱拡大への取組み強化策を実施

日本旅行の2013年度6月の中間連結業績(2013年1月1日~6月30日)は、営業収益は前年比6.4%増の240億1500万円となったが、営業損失2億100万円(前年同期:1億8900万円の損失)、経常損失2億3700万円(同:3億2000万円の利益)、中間純損失1億600万円(同:3億8300万円の損失)となった。

日本旅行では2016年度を最終年度とする新中期経営計画「ACTIVE 2016」に則り、教育旅行やMICE、BTM、インバウンド、インターネット販売などの中核分野や法人営業、個人旅行営業における取り組みを強化。特に法人営業では、MICEの沖縄エリアの強化を目指した「沖縄インバウンド・MICE営業部」を設置。また、教育旅行も長岡や沼津に営業拠点を拡大してオリジナルコンテンツの開発に取り組むなど、投資を伴う積極的な展開を図った。そのほか個人旅行部門でも女性、シニア・熟年に向けたインターネット販売を中心とする施策を拡充し、営業費用が営業収益を上回る6.3%増の242億1700万円に増加。また、前期は為替差益1億1800万円があったが。今期は為替差損3億6200万円が発生し、経常損失が拡大した。

個別の旅行部門の状況では、国内旅行、海外旅行、訪日旅行とも販売高、営業収益は前年を上回る好結果となった。特に海外旅行は上半期の日本人出国者数が7.9%減と推移する中、日本旅行では自社企画のマッハ・ベストツアーの販売高が7.3%増の246億1700万円、団体旅行が9.0%増の100億5100万円、国際航空券が13.5%増の266億9200万円と順調に伸び、販売高は8.3%増の650億8500万円、営業収益は4.7%増の66億2400万円となった。

なお、通期の連結業績予想は、営業収益500万円、営業利益9億8000万円、経常利益17億6000万円、当期純利益10億5000万円で、2013年2月末時点の発表値からの修正はない。




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