TAM航空、2014年3月末にワンワールド加盟、スターアライアンス脱退で

LATAM航空グループ傘下のTAM航空(JJ)は2014年3月31日、ワンワールドに正式加盟する。現在加盟しているスターアライアンスは同年3月30日に脱退。2012年6月、チリのLAN航空(LA)とブラジルのTAM航空(TAM)の経営統合により南米最大の航空会社となったLATAM航空グループが、傘下の旅客便運航会社が加盟する航空連合を、LAが加盟するワンワールドに統一することを決定した。

同グループ傘下のLAN航空(LA)の系列会社であるLANコロンビア航空(4C)も、2013年10月1日からワンワールドアライアンスに加盟しており、今後予定されているカタール航空(QR)とスリランカ航空(UL)の加盟、さらにアメリカン航空(AA)とUSエアウェイズ(US)の合併が実現すると、ワンワールドアライアンスのネットワークは、約150カ国・約1000都市に拡大。約3200機の航空機で毎日約1万4000便を運航することになり、年間の利用旅客は約4.8億人規模に達する見込みだ。

中南米、北米、欧州地域の16カ国、60都市に就航するJJは、ブラジルを代表する航空会社。保有航空機は161機で、毎日約800便を運航。2012年の旅客輸送実績は3800万人だった。一方、4Cは、4カ国、24都市に就航。保有航空機は24機、毎日約130便を運航し、2012年の旅客輸送実績は370万人だった。今回の加盟により、ワンワールドのネットワークにはJJの42都市、4Cの21都市が新たに加わることになる。


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