観光庁、訪日プロモーション方針を見直し、外部専門家の知見を活かす

観光庁は2014年度の「市場別訪日プロモーション方針」を策定した。今年4月に新設したマーケティング戦略本部で外部専門家の知見を取り入れ、科学的・合理的な分析で策定したもの。従来の方針を見直し、主要ターゲットの「ボリューム層」のみならず、今後一定のマーケットが見込める「潜在的ボリューム層」や長期的視点で取り組むべきとする「将来的ボリューム層」にも広げ、中長期的な視点でのプロモーションも強化していく。

具体的には韓国に対しては、最大ボリューム層を20~30歳代の若者層(FIT中心)とし、大都市や周辺地方、地方都市への誘客を訴求テーマとする。準ボリューム層は家族層(FIT中心)とし、幅広い世代で楽しめるスポットや施設体験を訴求。潜在的ボリューム層は40~60歳代の余裕のある層(FIT中心、リピーター)とし、日本の癒しを訴求していく。

また、施策に対する1PDCAも大幅に強化。事業成果などを科学的に検証し、ターゲット層の絞り込みや訴求コンテンツの見直しを実施する。各市場における主要ターゲット層と訴求コンテンツ等を記載した、プロモーション方針は下記のリンクへ。

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