外国人旅行者向け路線検索アプリ、目的地検索ランキングで台湾・香港の首位は「大阪」 ―ナビタイム

ナビタイムジャパンとやまとごころは、外国人旅行者向け路線検索アプリ「NAVITIME for Japan Travel」の検索履歴を分析し、「訪日外国人・個人旅行者による移動調査ベスト10」にまとめた。これによると、台湾と香港からの検索数は季節を問わずに「大阪」が最多だった。そのほかにも「梅田」「京都」「奈良」「難波」などの関西圏が台湾・香港では10位以内にランクされた点が特徴的だ。関西空港を拠点としたLCC利用客の増加がうかがえる。

今回の調査は台湾、香港、アメリカ、タイの4カ国からの検索を分析したもので、日本に来る前(または後)に海外から日本の地名や交通機関の路線検索を行った傾向を春・秋の季節別にランクした。

台湾では「札幌」が春は2位・秋は3位にランク、「旭川」も春にランクされた点も特徴的。そのほか、香港では秋に「東京テレポート」「お台場」が10位以内にランクされており、免税枠拡大によるショッピング目的と分析されている。タイからの検索数が最も多かったのは、「新宿」「上野」「浅草」「成田」「大阪」「京都」などの都市部が中心。一方、アメリカからの検索地は「成田」「京都」「成田空港」「羽田」「品川」などのターミナル駅が上位となった。

路線のルート検索では、国を問わずに成田・羽田・関西などの空港からの路線設定頻度が高い傾向にあるが、タイで新宿から河口湖へのルートが上位にランクした。これは富士山訪問が目的と推測される。また、アメリカからのルート検索では「渋谷」「赤坂」「原宿」といった都内中心地が他の他国と比べて上位にランクされた。その他、東京都内では上野や新宿など宿泊先と思われる地域や、羽田や成田などの移動拠点は安定的に上位にランクされた。

各国における目的地検索の結果は以下のとおり。


発表資料より発表資料より発表資料より発表資料より

今回分析対象としたのは台湾、香港、アメリカ、タイの4カ国。こアプリを利用して日本の路線検索または駅名検索を行った履歴データで、2014年3~5月の1万6544名分のデータと9~11月19日までの1万3570人分に分けて分析した。アプリ使用時の所在地はGPSによって判断された。

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