国土交通省はこのほど2014年(平成26年)7〜9月の特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開を行った。それによると、本邦11社(下段で紹介)の平均欠航率は前年同期の0.82%から1.06%に上昇した。
最も欠航率が高かった航空会社は、今年8月から運航を開始した春秋航空日本で2.86%。そのうち1.85%が天候によるものだった。次に高かったのがスカイネットアジア航空で1.92%。同じく天候が1.79%と大部分を占めた。そのほか、平均欠航率を上回ったのは、日本トランスオーシャン航空(1.46%)、ピーチ・アビエーション(1.46%)、ジェットスター・ジャパン(1.29%)、バニラエア(1.24%)となり、LCC4社すべてが平均を上回る結果となった。
なお、国交省が発表している「特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開」は「航空の利用者が自己責任により自由かつ的確に航空輸送サービスの選択を行うことが可能に」することを目的に毎年4半期毎に発表。また、比較については「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。
( 特定本邦事業者)
- 日本航空(JAL、ジェイエア、ジャルエクスプレス) :JAL
- 全日空(ANA、ANAウィングス) :ANA
- トランスオーシャン航空 : JTA
- スカイマーク :SKY
- AIRDO :ADO
- スカイネットアジア航空 : SNA
- スターフライヤー :SFJ
- ピーチアビエーション : APJ
- ジェットスタージャパン : JJP
- バニラエアー :VNL
- 春秋航空日本 :SJO
(トラベルボイス編集部)