豪シドニーマラソンが国際陸上競技連盟の最高位「ゴールドラベル」資格を取得

豪シドニーで開かれる「ブラックモア・シドニー・ランニング・フェステイバル」の種目のひとつ「ブラックモア・シドニーマラソン(フルマラソン)」が、国際陸上競技連盟(IAAF)によるロードレース格付け制度で最高位の「ゴールドラベル」に選ばれた。IAAFは毎年、世界の各マラソン大会で同連盟の定める高い基準をクリアするものを「ゴールドラベル」として格付けしており、現在、東京マラソンやロンドン、ボストン、ニューヨークなどの人気の高いマラソン大会も、同じ格付けに選ばれている。

資格基準としては、 国際レースに参加できるエリートランナーの参加をはじめ、コースや記録の正確さ、メディアや医療への対応力、国内外テレビの放映などメディアからの注目度なども評価対象。シドニーマラソン大会本部のウェン・ラーデン・ディレクターは「シドニーマラソンがオーストラリアの中で第一のマラソン大会と認知される助けになるでしょう」と歓迎のコメントを出した。

2014年大会は大会の知名度向上のため、DNSW(デスティネーション・ニュー・サウス・ウエールズ州)のサポートを得て、3時間30分のTV実況放映を実現。オーストラリア、ニュージーランド、中国本土の6000万世帯をカバーする5ネットワーク、日本のフジテレビ(1200万人)、EuroSport Asiaによるアジア太平洋18カ国で放映された。同年の海外からの参加者は前年より33%、国内の参加者は20%増加。日本人参加者数も20%増加し、約500人となった。今後はこれらのテレビ放映によってさらに多くの参加者が見込まれ、約2000万ドル相当が地元経済に貢献できると予測している。

シドニーマラソンは、シドニー・ランニング・フェスティバルとしてフルマラソン、ハーフマラソン、9キロ、3.5キロの4種目の競技がある。​​​

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