![](https://www.travelvoice.jp/wp-content/uploads/2025/02/thumb_w800_4b7d6464-b12a-467c-9a02-553d2c021eb3.jpg)
JR東日本は、宿泊施設を基点とした新たな価値創造事業の一環として、岩手県の小岩井農場に「AZUMA FARM KOIWAI」を2026年春に開業する。小岩井農牧社や地域と連携した様々なアクティビティ、空飛ぶクルマなどを通じて、新たな体験や地域の価値を創造していく。
同社は、2025年1月に世界的ホテリエであるAdrian Zecha氏との連携によって、食や農を軸とした「ファームライフ」の体験を提供する新たなリゾートブランド「AZUMA FARM」を立ち上げた。
また、「AZUMA FARM KOIWAI」の運営会社として、仙台ターミナルビル(STB)と「JR STB小岩井開発株式会社」を設立。STBのホテル事業やショッピングセンター事業などとの連携を通じて、インバウンド誘致を含めて東北の観光振興を推進しいく考えだ。
「AZUMA FARM KOIWAI」のコンセプトは「A Down To Earth Farm Stay(大地を感じるファームステイ)」。自然と人の営みが調和したファームステイを小岩井農場で提案していく。24室の宿泊棟に加えて、敷地内には地域の豊かさを感じられるレストラン・ラウンジ棟のほか、薪ストー ブを備えたプライベートサウナ棟を整備する。
東北各地と連携で新たな体験価値、「空飛ぶクルマ」で送迎も
新たな体験価値としては、農場の豊かな自然や文化を体験するアクティビティや、新鮮な乳製品の提供に加えて、周辺エリアや東北各地とも連携し、自然、食、産業、伝統など様々な地域の魅力を提供していく。
また、新しいモビリティ体験として、SkyDriveの「空飛ぶクルマ」を活用。盛岡からホテルまでの送迎、ホテルや周辺観光ツアーの実施を検討していく。SkyDriveは、2026年に機体の型式証明を取得する予定。今後、JR東日本と空飛ぶクルマ活用の実現に向けて、離着陸場設置場所や航路、チケット価格などの検討を進めるとともに、地域資源を活かした新たな高付加価値旅行や観光体験の創出を目指していく。
報道資料よりJR東日本グループは、、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」のもと、宿泊施設を基点とし た新たな価値創造事業を展開。泊まること自体が目的となる宿泊・滞在型拠点の整備、個性や意義のある体験の提供、地域における双方向・多方向的な交流の場づくりを目指している。