マリオット、2015年中に全客室数100万室超へ、レジャー旅行者の需要堅実

マリオット・インターナショナルは2015年1月21日、スイスで開催中の世界経済フォーラム・ダボス会議で、2015年中にホテル客室総数が全世界で100万室を超える見込みであることを発表した。現在、開発中のホテルへの不動産投資は全世界で500億ドル以上となるほか、新たに15万人以上の雇用を生み出すなど、世界経済への効果をアピールした。

マリオットによると、世界の中流層が10億人に迫る現在において、レジャー目的の旅行者の需要は堅実なものだという。例えば、米国が中国人向けの観光ビザの発給要件を大幅に緩和したところ、ビザ申請は約39%増加。1回の旅行消費額は平均7000米ドルにのぼる。このことから、旅行による経済への影響は多大であり、世界中の地域に利益が還元されるとして、成長を続けることで旅行を身近なものにしていく意義を強調した。

2014年においては、全世界で4万6000室以上をオープンし、650軒・10万室以上のホテルと契約を締結した。現在、開発中のホテル客室総数は240万室以上に及び、アジアでは建設中のホテル数の2倍にあたるプロジェクトを予定している。さらに、中東やアフリカ、中南米地域への展開を強化する一方、ヨーロッパでは若い客層に向けたスタイリッシュなブティックホテル「モクシー」など、新しいスタイルのホテルをアピールしていく。

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