エクスペディア・ジャパンは、飛行機内でのマナーに関する意識調査を行った。それによると、他の客の行為で迷惑と感じるのは「後ろからシートを蹴る」がトップで全体の55%が回答。次いで「匂いがきつい」(48%)、「背もたれを深く倒してくる」(47%)、「子どもの面倒を見ない」(46%)と続いた。
フライト中に迷惑と感じる行為のワースト10は以下のとおり。
また、他の客の迷惑行為への対応として「日本人客に対して苦情が"言えない"」のは60%、「外国人客対して苦情が"言えない"」のは71%だった。不快に思ってもガマンする日本人の傾向と同時に、外国人には約7割が苦情を言えていない状況が明らかになっている。
なお、機内の迷惑行為について日本と米国の結果を比較すると、アメリカでは「イヤフォンからの音漏れ」が4位となっている一方で、日本では9位。日本では「背もたれを深く倒してくる」が3位となった一方で、アメリカでは9位となるなど、国によって傾向が異なる点も判明した。機内のマナーに関する日米比較は以下のとおり。
エクスペディアでは、「パーソナルスペース」についての考え方や不快度には国民性が反映されると分析、特に国際線では自分では迷惑と思っていないことが相手の迷惑になっている恐れがあるため十分注意が必要としている。
この調査は、10代から60代の男女480名を対象に、インターネット上で実施されたもの。下記ページでは、調査結果をインフォグラフィック化したものを掲載中。