英・エコノミスト誌の調査機関エコノミスト・インテリジェント・ユニット(EIU)が実施した「世界で最も住みやすい都市ランキング2015(Global Liveability Ranking and Report)」で、オーストラリア・メルボルンが総合97.5ポイントを獲得して5年連続で1位に選ばれた。2位はオーストリア・ウィーン(97.4ポイント)で、3位はカナダ・バンクーバー(97.3ポイント)となっている。
この調査は、毎年世界140か国を対象に同社が定期的に実施するもの。スコアは「安全性」「医療」「文化・環境」「教育」「インフラ」の5項目を使用、独自のウェイトを用いて算出される。
1位となったメルボルンは、医療、教育、インフラ、文化・環境の分野で満点(100ポイント)を取得。メルボルンが位置する豪・ビクトリア州政府によれば、これらの分野に積極的な取り組みを行った結果が表れたとしている。
オーストラリアでは1位メルボルンのほか、5位にアデレードもランクインした。また、3位から5位までカナダ勢が並んだ点も特徴といえる。
住みやすい国ランキング2015・トップ5は以下のとおり。
また、直近5年間のスコアをみると、もっとも伸びが大きかったのは、ジンバブエ・ハラレ(5.1ポイント上昇)、2位はネパール・カトマンズ(3.9ポイント上昇)、3位UAE・ドバイ(3.4ポイント上昇)となっている。上昇率のトップ10は以下のとおり。
なお、スコアのワースト1位はシリア・ダマスカス(総合29.3ポイント)だった。2位はバングラデッシュ・ダッカ(同38.7ポイント)、3位はパプアニューギニア・ポートモレスビー(同38.9ポイント)となっている。
住みやすい国ランキング2015・ワースト5は以下のとおり。