
アジアと欧州を結ぶ航空路線では、バンコク、ドーハ、ドバイ、イスタンブール、クアラルンプール、シンガポールなどが乗り継ぎのハブとなっている。そこにインドが加わろうとしている。
エア・インディアは、「長期ビジョン」の一環として、デリーとムンバイをグローバルな乗り継ぎハブにする計画を打ち出した。
エア・インディアのCCOニプン・アガーワル氏は、「エア・インディアは、インドの地理的優位性や近代的な空港インフラを利点に、その広範な路線網を活用しながら、西から東へ、またその逆の旅行者に便利なワンストップアクセスを提供していく」と意欲を示す。すでにインドでの乗り継ぎ時間を約2.5時間に短縮したという。
このほど、中国とインドが直行便の運航を5年ぶりに再開することで合意したことも、乗り継ぎハブ計画を後押ししている。
エア・インディアは近頃、ルフトハンザやANAとのコードシェア拡大も発表した。2021年にインド最大の複合企業タタ・グループに買収された同航空は2023年2月、エアバスとボーイングに世界記録となる470機を発注したことでも話題となった。
※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいてトラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。