就職情報サービスの学情が2017年卒業予定者を対象にした「就職人気企業ランキング」で、総合1位はANA(全日空)、2位はJAL(日本航空)となり、日系航空会社2強がトップ2となった。ANAは2年連続の1位、JALは経営破綻後、一時は200位圏外まで下落したがその後順位を上げ、昨年の7位から2位に躍進した。
旅行関連で見ると、5位にオリエンタルランド(前年3位)、6位にJTBグループ(4位)、16位にエイチ・アイ・エス(HIS)(11位)など、人気ランキングの上位常連組が名を連ねているが、前年よりもやや後退している。一方、19位のJR西日本(53位)、49位のミリアルリゾートホテル(70位)、50位の近畿日本ツーリスト(87位)など、順位を大きく上げている企業もあり、スターフライヤーは圏外から76位となった。
学情によると業界別では食品業界に人気が集まっているという。7位の味の素(16位)や8位の森永製菓(30位)、9位のサントリーホールディングス(8位)をはじめ、50位までに15社がランクインした。これについて学情では、内需拡大や海外での積極展開に加え、インバウンド需要の恩恵がプラスに働いたとみている。
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