訪日外国人の利用者増加を受け、銀聯カードでの決済を可能とする国内レンタカー会社が増加している。このほど、ニッポンレンタカーはユーシーカードと提携し、九州と沖縄の全28拠点で銀聯カードの取り扱いを開始した。
ニッポンレンタカーによると過去最高の訪日外客数を迎えた2015年、ニッポンレンタカーを利用した訪日外国人の数は前年比50%増と増加した。まずは訪日外国人のレンタカーでの観光のニーズの高い九州と沖縄で銀聯カードの取り扱いを開始することで、訪日外国人向けサービスの拡充を図る。
また、2014年10月にいち早く銀聯カードの取り扱いを開始したオリックスレンタカーでは、これまでの北海道、沖縄限定での対応から順次全国に拡大。7月末までに全979拠点で対応する予定だ。
オリックスレンタカーによると銀聯カードの取り扱いを開始したのは、香港からの訪日観光客などを対象に開始。2015年は香港からの訪日客数が前年比64.6%増の約152万人となり、初めて100万人を超えた。こうしたなかで銀聯カードに全国で対応することで、訪日客の利便性向上を図っていくとしている。