Airbnb(エアビーアンドビー)の発表によると、2016年リオ五輪会期中(2016年8月3日~23日)に現地で同サービスを利用したゲストは8万5000人。それにともなうホスト収入は3000万ドル、全体の経済活動は推計約1億ドルだった。
Airbnbはリオ五輪の代替宿泊施設公式サプライヤーに選定された。これは、リオ五輪委員会がブラジル人と外国人旅行者数を38万人と想定し、その収容規模拡大策の一環として決定したもの。
同期間にAirbnbを利用した国籍別旅行者数はブラジル人が最多で、米国、アルゼンチン、英国、フランスと続いた。特に、ブラジル人によるホテル利用率は17.6%だったのに対し、Airbnbを通じた民泊利用率は21.2%。伝統的な宿泊施設よりも民泊を選択するブラジル人が多い状況も明らかになった。 また、リオ市内のリスティング数(掲載物件数)は約3万8000件を記録。パリ、ニューヨークシティ、ロンドンに次ぐ第4の市場規模に至った。
なお、ゲストの60%は初めてAirbnbを利用し、ホストの62%が初めてAirbnbの予約を受け付けた。一泊当たりの平均宿泊料金(3人部屋の場合)は165億ドル。ゲスト一人当たりがリオ市内で消費した支出は136ドルだったという。
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