全日空(NH)は2017年度の航空輸送事業計画を発表した。
これによると、国際線はこれまで拡充してきた既存路線の拡大と新型機の投入を推進。例えば、羽田/ジャカルタ線は2017年8月1日から深夜早朝時間帯で増便。これにより、羽田から東南アジアへ就航する6路線のうち、シンガポール線、バンコク線を含む3路線で1日2便の運航となる。
また、3月26日から、冬期スケジュールで期間減便していた成田/成都線は週7便に増便。一方、羽田/香港線は深夜早朝時間帯の運航便を週2便とし、現行の週10~14便での運航から週9便に減便する。
機材変更では、北米、欧州、オセアニアのすべての便で提供しているフルフラットシートのビジネスクラスとプレミアムエコノミーサービスを、アジア路線でも飛行時間の長い路線を中心に導入。2017年10月末までに対象路線を、東南アジアやインド路線を中心に8路線11便に拡大するほか、ホノルル線でも9月から全便で同様のサービスを開始する。
国内線では6月17日~10月28日の期間運航として、中部/宮古線を開設。羽田線、関西線とあわせ、国内3大空港から宮古島へ乗り入れる。また、3月26日から岩国/那覇線を再開するほか、夏期スケジュールにおける羽田/石垣線(1日2便)、羽田/那覇線(1日12~13便)の期間増便を継続。伊丹/沖縄線もゴールデンウィークや夏休み期間などの高需要時期に1日4便に増便するなど、沖縄路線を拡充する。
一方、伊丹/新潟線、伊丹/鹿児島線など5路線で減便を行なう。羽田/ジャカルタ線の増便分スケジュールのスケジュールは下記の通り。
【ANA 羽田/ジャカルタ線・増便分スケジュール】
- NH871 羽田 23:30発/ジャカルタ 05:05着(翌日)(毎日)
- NH872 ジャカルタ 06:55発/羽田 16:30着(毎日)