宿泊旅行の希望者のうち実現したのは約9割、意向率は低下傾向に ―2017年1~3月調査

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日本観光振興協会は2017年第1四半期(1~3月期)の「短期観光動向調査」の結果を発表した。一般消費者4000名以上を対象に、四半期ごとにアンケート形式で調査するもの。

これによると、2017年第1四半期の旅行意向に対する旅行実現率は87.7%となった。実現率とは、同期間の旅行実施率(32.1%)を前回調査で聴取した同期間の旅行意向率(36.6%)で割ったもの。前回調査の旅行意向がどの程度実現したのかを示す指標で、今回の旅行実現率は前年同期(87.8%)とほぼ同じとなった。

年代別では30代が93.3%で最も高く、次いで20代まで(学生除く)が89.1%、60代以上が87.2%と続いた。また、実現率を目的地別にみると、100%を超える地域は5エリア(東北、関東、中部、関西、四国)。そのうち関東が105.7%でもっとも高かった。

宿泊旅行の実現率は以下のとおり。

日本観光振興協会:報道資料より

なお、2017年4月~6月の宿泊旅行の意向率は38.4%で、過去6年間で最も低い数値となった。目的地別では、北海道が前年比0.7ポイント増の3.3%で、海外が0.8ポイント増の3.9%。最も意向率が大きい関東は10.4%で前年比並み。関西は0.6ポイント減の6.7%となった。

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