外務省は2016年暦年のビザ発給統計を発表した。これによると、全在外公館が発給したビザの数は前年比12.9%増の538万1433件で、過去最高を記録した。
国籍・地域別の内訳は、中国が前年比11.8%増の422万5832件で、このうち数次ビザが前年比96.6%増の30万6376件とほぼ倍増。特に、高所得者に対する数次ビザの発給数は266%増の14万1321件と、大幅に増加した。
また、中国の個人観光ビザも44.5%増の162万6813件と急成長。一方の団体観光ビザは10.4%減の174万4818件で個人観光が団体観光に迫り、訪日中国人の個人旅行(FIT)化が進んでいることも明確に示された結果となった。