ゲームやアミューズメント施設の企画運営を行なうタイトーは、宮城県大崎市鳴子温泉へのインバウンド誘致を目的とする体験型パッケージツアーを企画した。エイチ・アイ・エス(HIS)と連携し、HIS台湾現地法人が販売する。
タイトーでは2016年3月から、宮城県北部地方振興事務所と大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町と「大崎地域の観光振興を目的とする相互連携に関する協定」を締結。バーチャルトリップサイト「アイラブオオサキ」を運営し、地域の魅力を国内外にPRするとともに、地元資源を活かしたコンテンツ制作を行なっている。
今回のツアーは、「宮城で体験する日本の文化」をテーマとする取り組みの一環で企画。日本の文化と大崎地域の魅力を訴求できるものとして「座禅」「茶道」「湯治」を選び、それらを体験できるツアーとした。湯治が行なわれている東鳴子温泉の特徴を生かし、泊食別の湯治宿での自炊に加え、茶道や座禅の体験を通して、普通のツアーでは体験できない日本らしさを感じられるようにした。
なお、タイトーでは自治体向けに、訪日外国人旅行者の誘致を目的とするインバウンド施策のワンストップ対応を開始。地域PR用のSNSや特設ページ、動画制作から体験型コンテンツ制作、旅行会社との連携ツアーの企画、イベント開催などに取り組んでいる。