日本人の航空機・ホテル宿泊は「1人利用」が6割、ビジネス利用は約3割 -ADARA調査

オンライン旅行者の情報データ解析を行うADARAがこのほど明らかにした調査データによると、日本人のフライト利用者とホテル宿泊客の6割以上が個人旅行者(ひとりでの利用)だった。

その内訳をみると、日本人フライト利用客の割合では、個人/一人旅が64%、カップルが24%、家族連れが12%。ホテル宿泊客では個人/一人旅が61%を占め、カップルが28%、家族連れ11%。日本人旅行者の利用状況は以下のとおり。

ADARA:報道資料より

一方、旅行の目的では、日本人旅行者のフライトの約7割(68%)が観光目的、32%がビジネス利用。ホテル宿泊では観光目的が49%、ビジネス目的が51%と、約半々になった。旅行出発の多かった出発地は、1位が東京(70.5%)、2位が大阪(15.9%)、3位が名古屋(6.3%)。行き先は、国内の1位が東京、2位が北海道、3位が大阪、海外では1位が台北、2位香港、3位がソウルだったという。

ADARA:報道資料より

旅行計画にかける時間では、日本人旅行者が国内旅行のフライト予約検索にかける時間は13.3日間で、ホテル予約検索(6.4日)の約2倍に。また、フライト予約は出発の約7週間前(49.5日前)に実施。それに対して、海外旅行の場合はフライト・ホテルともに、予約にかける時間が国内旅行よりも短い傾向がみられる。同レポートではこの結果について、海外旅行の場合はある程度目的地が決まっていることなどが要因として考えられるとしている。

ADARA:報道資料より

なお、日本人旅行者のホテル平均宿泊単価は目的によってやや異なり、レジャーの場合は2万2500円、ビジネス利用の場合は2万1735円。

この調査は、2016年6月1日から2017年5月31日までの旅行検索・予約行動測定データから算出したもの。母数となっているデータは、175社以上の世界の旅行業界トップブランドを通じた月間5億以上のグローバルユニークユーザー数(ブラウザベース)、90億以上の年間旅行サーチ数、年間5億の旅行購買取引情報。

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