J.D.パワーが発表した「2017年北米空港満足度調査」によると、「超大規模空港」分野の満足度で第1位はオーランド国際空港(778ポイント)。次いでデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(767)、マッカラン国際空港(765)だった。
一方、「大規模空港」分野では、首位がジョン・ウェイン空港(796)、2位がタンパ国際空港(795)、3位がダラス・ラブフィールド空港(790)。中規模空港では、1位がサクラメント国際空港(810)、2位がインディアナポリス国際空港(807)、3位がテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(806)。
総合的な満足度スコアは749ポイントで、昨年より18ポイント増となり過去最高を記録。例えば自動手荷物預け機や手荷物タグ発行技術などの向上でセキュリティ面に対する満足度が大きく上昇。また、携帯電話の充電ステーションやネットアクセス環境の充実、駐車場の検索機能といったテクノロジー活用が満足度を押し上げる要因になった。
さらに、特徴的なのはアニマウセラピーの取り組みが複数空港で満足度向上に役立っている点。セラピー犬のほか、サンフランシスコ国際空港では豚が、シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港では30頭以上のポニーが旅行者と触れ合っているという。
規模別の満足度ランキングは以下のとおり。
この調査は、2017年1月から8月にかけて実施したもの。対象は過去3ヵ月以内に米国内の複数空港を利用した3万4695名の北米旅行者。「ターミナル施設」「空港のアクセス性」「セキュリティーチェック」「バゲッジクレーム」「チェックイン/手荷物の預け入れ」「飲食店と小売店」について調査をおこない総合満足度を算出している。