HIS、営業利益と経常利益を下方修正、ハウステンボス入場者数が弱含みで推移 ―2017年10月期予想

HISは2017年10月27日、昨年12月に公表した2017年10月期通期(2016年11月1日~2017年10月31日)連結業績予想の修正を発表した。

売上高は業績予想より150億円増の5950億円に上方修正。一方、営業利益は45億円減の155億円、経常利益は36億円減の194億円と下方修正。当期純利益は3億円増の123億円を見込む。

営業利益を下方修正する主な理由としては、ハウステンボスグループは悪天候や九州地方の観光市場回復の遅れなどにより入場者数が当初予定よりも弱含みだったと説明。また、年末年始の日並びの悪さなどによる利益率低下や地政学的リスクといった外的要因による需要減速があったとした。一方、欧州の回復やM&Aなどの効果で売上高は増加する見通し。

なお、2017年10月期末の配当予想について、1株当たり26円としていた予想を28円に上方修正。前期(2016年10月期末、22円)も上回る見通しとしている。


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