HIS、新たに250億円の資金調達を決議、旅行・テーマパーク・ホテル・電力事業の設備投資などに充当

エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は2017年10月31日、2024年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を発行し、250億円を調達すると発表した。

同社発表によれば、今回調達する資金の使途は以下の5点。旅行事業のシステム投資やハウステンボスなどテーマパーク事業、ホテル事業、電力販売事業などの設備投資に充当するほか、自己株式取得を目的とする資金に充てるとしている。

調達資金の使途

  • (1)旅行事業における旅行システムの開発・改修等を目的としたシステム投資のための資金として2019年10月末までに約15億円
  • (2)ハウステンボスグループにおけるテーマパーク事業(ハウステンボス及びラグーナテンボス)のさらなる拡大を目的としたテーマパーク価値向上への設備投資(主にハウステンボスにおけるホテル・イベント設備の増強)のための資金として2019年10月末までに約60億円
  • (3)ホテル事業の事業基盤拡大を目的とした設備投資のための資金として2019年10月末までに約35億円
  • (4)電力販売事業立ち上げのための設備投資資金として2019年10月末までに約90億円
  • (5)株主還元の充実及び資本効率の向上を目的とする自己株式取得のための資金として2017年12月末までに約50億円

同日発表した自己株式取得については、新株予約権付社債発行決議と同時に決議。その目的は、「株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため」と説明している。取得の内容は、自己株式を除く発行済み株式総数に対する2.29%に相当する135万株、金額では50億円が上限。取得期間を2017年11月1日から12月29日までと設定した。

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