KNT-CTホールディングスの2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~9月30日)の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の2089億2800万円、営業利益が24.2%増の27億1600万円、経常利益が23.0%増の27億2100万円、四半期純利益が34.9%増の15億9700万円となった。
グループ会社分割や「集中と分散」を掲げた事業構造改革の推進に加え、中期経営計画の事業方針に則してスポーツ事業や訪日旅行事業などの成長領域に注力し、増収増益となった。
主要セグメント別でみると、個人旅行事業は近畿日本ツーリスト個人旅行の「メイト」や新たに導入したネット販売サービス「国内ダイナミックパッケージ」のほか、クラブツーリズムが提供するテーマ性の高い旅行商品などが好調。また、訪日旅行では海外OTAとの連携強化を推進した。
一方、団体旅行事業分野ではMICE市場への積極開拓やスポーツ事業の受注拡大などを実践したものの、昨年同期におこなわれたリオ五輪2016といった国際イベントの反動減が発生し、減収減益となった。
セグメント別の売上高と営業利益は以下のとおり。
- 個人旅行事業
- 売上高:1208億8600万円(前年同期比5.0%増)
- 営業利益:19億円(同97.7%増)
- 団体旅行事業
- 売上高:505億7900万円(同3.8%減)
- 営業利益:3億9300万円(同49.2%減)
- その他
- 売上高:373億5800万円(同4.8%増)
- 営業利益:2億7700万円(同4.1%増)
※その他には海外航空券卸販売、北海道・東北・中国四国・九州地区の各種旅行商品の販売、人材派遣業や旅行関連サービス業などを含む。