航空会社のフライトデータ分析をおこなう米フライト・スタッツ(FlightStats)社はこのほど、世界主要航空会社の2017年1~12月運航実績をまとめた。それによると、国内線・国際線を合わせた定時到着率が世界で最も高かった航空会社は、米国のデルタ航空(DL)で85.94%。2位にランク入りした日本航空(JAL)は85.60%、3位の全日空(ANA)は83.82%だった。
なおJALは、アジア太平洋地区部門では6年連続、8回目の1位。
定時到着率の総合上位10社は以下の通り。
- 1位:デルタ航空(85.94%)
- 2位:日本航空(JAL)85.60%
- 3位:全日空(ANA)83.82%
- 4位:カタール航空(83.64%)
- 5位:スカンジナビア航空(82.94%)
- 6位:ユナイテッド航空(82.85%)
- 7位:LATAM ブラジル(81.47%)
- 8位:アメリカン航空(81.38%)
- 9位:アリタリア航空(81.26%)
- 10位:カンタス航空(81.03%)
米国オレゴン州ポートランドに拠点を置くフライト・スタッツ社では、2009年からランキングの作成を開始しており、航空各社のリアルタイム運航情報や、路線・空港別の統計データを集計して算出している。今回が9回目。年間の定期便運航便数が12万便以上、かつ年間供給座席数が1900万席以上の航空会社が対象。
フライト・スタッツ社の「定時到着率」は、予定到着時刻に対し、遅延15分未満に到着した便が全体に占める比率。ランキングには、運航航空会社の単体での実績が対象となる「メインライン部門」の他、グループ会社の運航便を含めた実績が対象となる「ネットワーク部門」、「ローコスト・キャリア部門」などがある。