世界の生活環境ランキング2018、今年もトップはウィーン、衛生部門では神戸が8位に

米コンサルティング会社マーサーは、「2018年世界生活環境調査(Quality of Living Survey)-都市ランキング」を発表した。それによると、生活環境の最も高い都市は9年連続でウィーン。日本の主要都市では、東京と神戸が50位、横浜が55位、大阪59位、名古屋64位という結果になった。トップ10のうち8都市がヨーロッパ。アジア太平洋で最高位となったのはシンガポールで全体の25位だった。

生活環境ランキングトップ10都市は以下の通り。

1. ウィーン (オーストリア)

2. チューリッヒ (スイス)
3. オークランド (ニュージーランド)
4. ミュンヘン (ドイツ)
5. バンクーバー (カナダ)
6. デュッセルドルフ (ドイツ)
7. フランクフルト (ドイツ)
8. ジュネーブ (スイス)
9. コペンハーゲン (デンマーク)
10. バーゼル (スイス)
10. シドニー (オーストラリア)


マーサーではグローバルで実施する世界生活環境調査の最新の結果に基づき毎年作成。今回のデータは主に2017年9月から11月にかけて収集したもので、特に重要な政治、経済、 環境開発等の状況の変化に対応して定期的に更新されている。

マーサーによると、ヨーロッパではイギリスのEU離脱による不確実性の高まりによって経済が不安定となり、一部の国では政情不安が続いているものの、引き続き多くの都市が高い生活環境を維持し、海外駐在員にとって魅力ある赴任地となっている。

また、今回の調査では、廃棄物処理、排水・下水施設、感染症の発生水準、大気汚染、水道の整備状況や水質などを各都市において評価した、「都市の衛生ランキング」も発表。首位はホノルルで、神戸が同率8位に入った。

衛生ランキングトップ10都市は以下の通り。

1. ホノルル (アメリカ)

2. ヘルシンキ (フィンランド)
3. オタワ (カナダ)
4. ミネアポリス (アメリカ)
5. オークランド(ニュージーランド)
6. ウェリントン(ニュージーランド)
7. アデレード(オーストラリア)
8. カルガリー (カナダ)
8. コペンハーゲン (デンマーク)
8. 神戸
8. オスロ (ノルウェー)
8. ストックホルム (スウェーデン)
8. チューリッヒ(スイス)

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