日本観光振興協会は、全国の二次交通および観光振興にかかわる企画乗車券・共通パスなどのデータベースの提供を始めた。同協会では、データベース作成にあたって、昨年から各交通系組織の事務局を対象に調査を実施。今回、その情報を集約し、同協会観光立国推進協議会ホームページのなかでオープンデータとして提供する。
二次交通とは、いわゆる「駅から先」「空港から先」「港から先」など、観光地へ直接アクセスする交通手段のこと。これらを充実することが観光客の満足度向上や観光地での消費拡大に直結するとして、全国的な取り組みが進められている。
今回公開されたデータベースは地域別に整備されており、ホームページ上で表形式のデータとして閲覧可能。事業者や乗車券などの名称、利用可能日などの項目別に参照することもできるほか、エクセルファイルとしてダウンロードすることも可能だ。
関東地方に関するデータの表示イメージは以下のとおり。
また、先進事例も公開。北海道十勝および釧路、青森県八戸、西武鉄道など、全国の二次交通の先進的な事例を合わせてたものが公開されている。