中国OTA最大手「Ctrip(シートリップ)」と世界2大OTAのひとつブッキングドットコムを運営するブッキング・ホールディングスが関係強化を発表した。2012年から継続する戦略的パートナーシップ提携、その後の資本提携の内容を拡大するもの。
具体的には、ブッキング・ドットコムのCEOであるギリアン・タンズ氏が、同社アジア太平洋ディレクターに代わり、ブッキング・ホールディングスを代表してCtrip取締役会のオブザーバーに着任。また、ブッキング・ホールディングス傘下の飲食予約サービス「オープンテーブル」とCtripとの連携強化も進めており、Ctripユーザー向けに北米のレストラン予約の導線を提供するという。
Ctrip CEOのジェーン・スン氏は今回の発表に際し、「両社のリソースを組み合わせることで、世界の旅行者にイノベーションと大きな価値を提供できる」とコメント。ブッキング・ドットコムのギリアン・タンズCEOも、理想的なパートナーとして、今後も両社連携のもと、観光業界の発展を促進していきたいと語っている。