オンライン旅行業界の国際会議「WIT JAPAN2018」で、恒例の「スタートアップピッチ」が行われ、2018年の最優秀は「Shoot My Travel」に決定した。
WIT で行われるスタートピッチは、「旅行×IT」をテーマにしたビジネスアイデアを、トラベル業界をけん引する企業のトップや投資家らが審査員となり評価を競うもの。今年は、ベンチャーリパブリックCOOの柴田健一氏や個人投資家の千葉功太郎氏ら8人の審査員が実現可能性、持続可能性、スケール、チーム、ビジネスのインパクトなどの基準で評価した。
メインカンファレンスでは、最終選考に残った3社がプレゼンを実施。最優秀の1社は、旅先の現地プロカメラマンが旅の上質な写真を撮影するサービス「Shoot My Travel」に。スタートアップピッチのスポンサーを務めたAmadeusのアジア太平洋オンライン旅行担当副社長Sebastien Gibergues氏は、選定の理由を「今後、拡大できるビジネスモデル。このモデルが未来の世代に対して非常に魅力的。ソーシャルメディアもうまく使って顧客を増やしている」と説明。これまでの成長もさることながら、将来への成長に期待できるビジネスであると評価した。
「Shoot my travel」には、賞品として米国ロサンゼルスで行われるPhocuswrightカンファレンスでイノベーターズ・オブ・ザ・イヤープログラムへの参加権利や来年のシンガポールのWITのチケットなどが進呈された。
以下は、最終選考に残った3社のプレゼンテーションの様子だ。