2016年6月8日から9日、オンライン旅行業界の国際会議「WIT JAPAN2017」での恒例の「スタートアップピッチ」が行われた。2017年の最優秀は、マレーシアの「softinn」に決定した。
WIT で行われるスタートピッチは、「旅行×IT」をテーマにしたビジネスアイデアについて、世界の旅行関連大手企業のトップや投資家らが審査員となり評価を競うもの。今年もエクスペディアのシュワルツVPやベンチャーリパブリックの柴田代表ら10人の審査員が、実現可能性、持続可能性、スケール、チーム、ビジネスのインパクトなどの基準をもって評価した。
最終選考では、昨日にプレゼンをした7社の中から選考された3社がメインカンファレンス会場で最終プレゼンを実施。最優秀の1社が選定された。
「softinn」が最優秀に選ばれたのち、「商品がすばらしさ」「プレゼンの質が前日から大幅に向上」した点などの総評が添えられた。
最優秀賞: softinn(マレーシア)
アジアに多い家族経営のホステルなど小規模ホテルを対象とした予約エンジンを提供。直接予約の増加を目的としているが、APIでOTAとつなぐこともできる。すでにトリップアドバイザーと連携している強みも持つ。
以下は、最終審査に進んだ3社のプレゼンの様子。ブートキャンプから一夜を経て、ブラッシュアップされたプレゼンが披露された。