ブッキングHD、豪拠点の旅行比較「ホテルズ・コンバインド」買収へ、カヤック傘下に配置でメタサーチ強化へ

ブッキング・ホールディングスは2018年7月9日、ホテルに特化したメタサーチサイト「ホテルズ・コンバインド(HotelsCombined)」を買収すると発表した。諸手続きの完了は今年後半を予定している。

ホテルズコンバインドは2005年、オーストラリアのシドニーで創業。現在はアジアや中近東を含む世界15か国で従業員200人を抱え、日本語を含む41か国語の多言語でメタサーチサービスを展開している。また、自社ブランドを冠しない「ホワイトレーベル」など、アフィリエイト運営にも力を入れ、顧客規模を拡大してきた。

ブッキングでは、グループ内のメタサーチ大手、カヤック傘下にホテルコンバインドを配置する計画だ。「アジア太平洋地域を中心に、旅行者からの大きな支持を獲得しているホテルズコンバインドがグループに加わることで、当社のメタサーチ戦略を強化できる」(グレン・フォーゲル最高経営責任者)としている。

ホテルズコンバインドの最高経営責任者、ヒシャーム・アッシCEOは「起業家精神にあふれたブッキングの社風には、いつもインスピレーションを受けてきた。同グループに加わることで、スケール、プロダクトの充実、イノベーションの強化が進み、当社の顧客およびパートナー企業のために、これまで以上によい仕事ができるようになる」とコメントしている。

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