ハイアット、短期滞在型の新ブランドを発表、運営の効率性と、滞在の快適性を両立する低価格帯で

ハイアット・ホテルズは、新しいブランド「ハイアット・セレクト」の計画を発表した。長期滞在ブランド「ハイアット・スタジオ」を補完するものと位置付けられ、アッパーミッドスケールの比較的低価格帯、短期滞在型のブランドとなる。

ハイアット・セレクトは、基本的な快適性を損なうことなく、効率的で合理的な宿泊体験を提供する。これまで、ハイアットがホテル開業を限定してきた第2および第3の市場で、ビジネスまたはレジャー目的で短期滞在を求める旅行者のニーズに応える。

また、オーナーが収益の最大化できるように開発する。新築と改装の両方に柔軟に対応。オーナーは既存の資産を最適化しながら、初期資本投資を最小限に抑えることができるようにする。

客室数は70～200室の範囲で設計。効率的なスタッフ配置モデルによって、サービス品質を維持しながら人件費を削減する。また、ハイアットの予約システム、収益管理ツール、一元化された商業サービス、ロイヤルティプログラム「World of Hyatt」などを活用することも可能。

宿泊者向けには、朝食を無料で提供。セルフテイクアウトサービスも備える。客室は快適さと機能性を配慮して設計。無料の高速インターネットやワークスペースも整える。

まず南米・北米で開発を進めて、世界に拡大していく計画だ。

なお、初のハイアット・スタジオとなる「ハイアット・スタジオ・モービル/ティルマンズ・コーナー」（米国）が2月18日開業した。ハイアット・スタジオでは現在、50件を超える契約がある。