JAL、香港でインバウンド農泊を促進、グループ現地法人が民泊仲介サイトの販売総代理店に

日本航空(JAL)と民泊の百戦錬磨、JALサテライトトラベルは、香港発の訪日旅行の需要喚起を目的とする協業に合意した。JALと百戦錬磨は2018年2月に包括業務提携を締結し、民泊・農泊を活用した地域活性化事業を推進しているところ。今回の事業では、JALグループの香港の旅行会社であるJALサテライトトラベルが百戦錬磨の販売総代理店として、農林漁業体験を組み込んだ宿泊提供で訪日旅行の喚起に取り組む。

香港の訪日旅行者数は2017年に223万人と過去最高を更新し、人口(約730万人)比率でみると3人に1人が訪日旅行を実施。リピーターの割合もアジア諸国で最も高い。訪日回数を重ねるごとに地方部への訪問ニーズが高まっている。これを踏まえ、今回の取り組みでは、特に地域ならではの生活体験が地域への旅行需要喚起に繋がると判断した。

具体的な協業概要は、香港における日本各地の農泊認知度の向上と香港での農泊商品の販売促進。百戦錬磨の民泊・農泊予約サイト「STAY JAPAN」に登録されている日本全国の農泊施設を、JALサテライトトラベルで販売する。特に南三陸エリアへのツアー商品を皮切りに、北海道、青森県弘前、秋田県仙北、岩手県遠野、熊本県人吉熊地域などを重点地区として、順次販売する予定だ。


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