蔵造りの街・川越に新しい自転車シェアリング、スマホで予約から決済まで、ヤフー子会社とソフトバンク出資企業が受託

埼玉県川越市で2018年12月20日から、新しい「川越市自転車シェアリング」が始まった。川越市が2013年から実施していた同サービスを、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を展開するOpenStreet社が新たな運営事業者として受託。自転車を利用返却する駐輪所を川越駅、川越市駅、氷川神社など12カ所130台導入し、従来以上の利便性や回遊性の向上を図る。

「HELLO CYCLING」はスマートフォンやタブレットなどで駐輪場検索から自転車の利用予約、決済までをできるプラットフォーム。また川越市限定で、現金によるプリペイドカード式決済も導入する。シェアサイクルの利用料金は15分につき60円で、最大24時間1000円。12カ所の駐輪場であればどこでも返却できる。

川越市は江戸文化の影響を受けた蔵造りの街並みが人気だが、近隣駅から中心市街地へのアクセスにやや時間がかかることが課題となっている。市は「公共交通の機能を補完し、中心市街地における移動手段の役割を担うとともに、回遊性の向上によるにぎわい演出、自動車流入抑制を期待する」などとコメントしている。OpenStreet社はヤフー子会社のZコーポレーションとソフトバンクが出資する企業。各地域に根差したシェアサイクルの発展を目指している。

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