福井県小浜市で町全体がホテルの「分散型ホテル」が本格稼働、古民家再生で年度内の棟数追加も予定

福井県小浜市で、分散型ホテルプロジェクト「OBAMA MACHIYA STAY」が本格稼働した。このほど日本語と英語の2か国語のホームページを開設。2019年度に2棟、2020年度に1棟の宿泊施設を追加することも発表した。

同ホテルを運営するまちづくり小浜(おばま観光局)では分散型ホテルを、町全体が宿泊施設となる取り組みを指すとし、日本では「篠山城下町ホテルNIPPONIA」や「竹田城城下町ホテルEN」などがその例だという。

小浜市のプロジェクトでは、重要伝統的建造物群保存地区「小浜西組」を中心に、統一のブランドイメージで空き家などの古民家を再生。「京料理を育んだ湊町で暮らすように泊まる」をコンセプトに、皇室や朝廷に海の幸を献上してきた歴史と「鯖街道」を通じて京都の文化の影響を受けた伝統と風情のある街並みと若狭湾の海の幸を楽しめる滞在を提供する。

すでに2017年3月に芸妓料亭を改装した「三丁町ながた」のオープンを皮切りに、2018年には商家風町家を改装した「丹後街道たにぐち」スーペエリアタイプの「山丁町さのや」をオープンしている。

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