はとバスが発表した2018年度(2018年7月~2019年6月)の利用者実績によると、東京観光の利用者数は前年比6.6%減の84万8677人。そのうち訪日外国人向けの「英語・中国語外客コース」利用者は8.4%減の7万920人だった。
同社によれば、2019年4月27日から5月6日までのゴールデン期間は利用者全体が55.5%増の6万8164名と大きく増加。しかし、2018年は9月に発生した台風の影響で運休が相次いだほか、西日本豪雨や北海道地震などの自然災害の発生で、行楽シーズンの需要が落ち込み、年間として減少となった。
外国人向けコースは、2014・2015年度と盛り上がっていたが、それ以降は減少傾向。同社はその要因について、訪日リピーターの増加や観光客のニーズ多様化が関係し、都内の主要観光地を巡るバスツアーの需要が減少していると分析。一方で、日光や富士山方面に行くコースの人気は上昇しており、前年比24.1%増の2万5643名に至ったとしている。