米運輸省(DOT)は、2020年3月から増枠される羽田路線について、米航空各社から申請されていた路線を正式に承認した。デルタ航空は、シアトル線、デトロイト線、アトランタ線、ポートランド、ホノルル線が正式に承認されたことを受けて、成田線すべてを羽田線に移管し、成田空港から撤退する。このほど、正式に発表をした。これにより、2020年3月からは、これまでのロサンゼルス線とミネアポリス線を加えて、羽田からは7路線を運航する。
また、成田空港からのアジア以遠路線についても、今年9月22日を最後にシンガポール線を運休。来年4月にはマニラ線からも撤退する。これまでにも上海線、香港線、台北線、バンコク線などを段階的に運休してきた。
代わって、同じスカイチームメンバーで、太平洋路線でジョイントベンチャーを組む大韓航空との協業を強化。新たにソウル(仁川)以遠路線としてマニラ線を来年3月に開設する。大韓航空とのパートナーシップにより、ソウル(仁川)からはシンガポール線を含めアジア80都市への接続が可能なことから、米国からアジアへの乗り継ぎの利便性は確保されるとしている。