渋谷駅前の緑の車両「青ガエル観光案内所」が2020年6月上旬、秋田県大館市に移設される。渋谷区が所有し、渋谷区観光協会が運営してきたもので、同じく渋谷駅前のモニュメントである忠犬ハチ公をゆかりに交流している大館市にある「秋田犬の里」に移設展示する。渋谷と大館の交流や歴史変遷を紹介するほか、座席シートを来場者の休憩場所として開放する。
現在、渋谷駅ハチ公前広場に展示されている車両(旧5000系)は、東急が1954年から1986年に運行していた鉄道車両。緑の塗装と丸みを帯びた車体から「青ガエル」の愛称で親しまれ、退役後も長野、熊本、福島などの鉄道会社が運用した後、渋谷区が譲り受けていた。