トリップアドバイザー、2020年度通期の業績予想を撤回、新型コロナによる不確実性で予測困難に

トリップアドバイザーは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により世界の旅行市場で不確実性が高まっていることから、2020年2月12日にリリースした株主向けレターと2月13日の2019年第4四半期決算発表時に明らかにした2020年度の業績見通しを撤回すると発表した。

同社スティーブ・カウファー社長兼CEOは、「前回の発表時では、COVID-19の影響は限定的だったが、その後、感染が拡大するにつれて、影響は大きくなってきた。3月の業績は、2月時点での見通しと比べて悪化している。現時点ではCOVID-19が将来どのような影響を与えるかについて定量化することはできない」とコメント。

そのうえで、「観光業界は過去のさまざまな困難から回復してきた。トリップアドバイザーは、長期的なビジネスの見通しと戦略に自信を持っている。今後も、将来にわたる価値の創造に注力していく。また、この状況を注意深く監視しながら、トリップアドバイザーのカスタマー、パートナー、そして従業員を支援していく」と付け加えた。

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