国土交通省はこのほど、訪日外国人の国内移動データ(FF-Data、2018年分)を発表した。都道府県間の流動量、利用交通機関、国籍などを把握できるもの。
このデータによると、2018年まで4年間の国内移動量は連続して増加。地域別では中国、台湾、韓国を合わせると全体の約6割を占めた。また、交通機関は鉄道の利用が最多。次いでバスの移動が多かったという。
また、本州/四国間の移動では、大阪府や兵庫県と四国間の移動はバス利用が多い一方、岡山県や広島県と四国間の移動は鉄道が多い状況も明らかに。このように、交通機関の利用傾向はルートによって異なることもデータから読み取ることができる。
データは、Excel形式の集計表で入手できるほか、異なるサンプルが含まれる貸出用データベース、地域経済分析システム「RESAS」の観光マップの「外国人入出国空港分析」「外国人移動相関分析」としても提供される。